“お金の余命”大丈夫? 年金支給額を42%増やして「資産寿命」を延ばす裏ワザ

以前にも年金受給に関する話題を紹介しましたが、非常にシンプルで判り易い記事が有りましたので、下記に紹介いたします。
※但し、実際の年金の手取り金額は、年金の受給金額の大小、配偶者や収入の有る無しにより、給付額や税金・社会保険の負担額が違ってきますので、図に有る様に一定では有りません。

AERA dot 2020/01/13 17:00より

BBYTuI2.jpg

人生100年時代に見合うだけの「お金の余命」はあるのか? 経済コラムニストの大江英樹氏は「お金は知識と工夫次第で、長生きさせることが十分可能」と言う。お金を長寿化させるポイントは「年金」「退職金」「仕事」の3点にあるという大江氏が、著書『資産寿命』で明かした、年金の受け取り方のコツとは?


*  *  *


■年金は65歳から受給するのが得


 まず年金を貰い始める時期についてお話ししてみましょう。一般的に公的年金の受給開始年齢は原則65歳からです。ところがこれは65歳からしか受け取れない、あるいは65歳になったら受け取らなくてはいけないということではなく、繰り上げて受け取ることもできますし、逆に繰り下げて受け取ることも可能です。


 具体的に言えば繰り上げも繰り下げも最長5年間早めたり遅くしたりすることができるのです。そしてこの場合、繰り上げすると支給額は減り、繰り下げると支給額は増えます。どれぐらい増減があるかというと、繰り上げる、つまり早めに受け取る場合、1カ月繰り上げる毎に0.5%減額となりますから、もし65歳から受け取る年金を60歳まで早めると30%減額となり、それが生涯続きます。


「いつまで生きるかわからないのだから、早くから受け取ったほうが得ではないか」と思われる人もいるかもしれません。しかし、図に示されているように、60歳で貰い始めてから16年と9カ月、つまり76歳9カ月の時点で、繰り上げ、繰り下げの受け取り総額は逆転し、本来の65歳から貰った方が多くなるのです。


■支給額を42%増やすには


 では、70歳まで繰り下げる、つまり先程とは逆に受け取りを遅らせる場合、どれくらい増えるのでしょうか。こちらは1カ月遅らせる毎に0.7%ずつ増えますので、70歳まで遅らせた場合、42%支給額が増えます。こちらが逆転するのは70歳から受け取り始めて11年11カ月なので、81歳11カ月を超えると、その後はどんどん差が開いていきます。今は人生100年時代と言われていますので、仮に100歳まで生きた場合、その差はどれくらいになるのでしょう? 仮に夫婦で年金を月額22万1277円(モデル世帯2018年)とした場合、その差は約2100万円にもなります。


■人生100年時代、年金受給額の差は4000万円にもなる?


「そんな100歳まで生きるわけないよ。だって早死にしたら貰い損になるんでしょ? だったら早く貰った方が得に決まってるよ」


 そう考える人は早く貰えば良いと思います。でも、年金の本質は保険です。損得で考えるべきではありません。万が一長生きした時にお金が無くなってしまうことを考えたら、延ばせるものなら後にずらした方が安心ではないでしょうか。それに死んでしまえば損も得もありません。長生きした時の生活を豊かにするのが年金の繰り下げと知っておいた方がいいでしょう。


 また、60歳で早めに貰う人と70歳から貰う人を比べてみると、100歳で受け取る支給額の総額は約4000万円の差が出ます。ひょっとしたら資産寿命を延ばす一番良い方法が年金の繰り下げ受給なのかもしれません。


<著者プロフィール>


大江英樹/大手証券会社で定年まで勤務した後に独立。経済コラムニストとして書籍やコラム執筆のかたわら、全国で年間140回を超える講演をこなす。専門分野はシニア層のライフプランニング、資産運用及び確定拠出年金、行動経済学等。おもな著書に『定年前』『資産寿命』(ともに朝日新書)などがある。










































ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント