新型コロナ後の米経済のニューノーマル、悲惨で危険に満ちたものに

新型コロナウイルスの影響はパンデミックによる健康被害だけでなく、経済にも底知れない悪影響を及ぼしそうです。
リーマンショックの後、欧米諸国は大きな経済的打撃にも拘らず、その後急激な回復とバブルとも言えるような好況を実現しました。今回の新型コロナウイルスの影響はリーマンショックを上回る大きな打撃をもたらしそうです。そしてその後の社会はどうなるのでしょうか?
ちょっと気になる記事が有りましたので、その内容を投稿いたします。
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Bloomberg Rich Miller 2020/05/14 13:44 より
Rich Miller 2020/05/14 13:44

(ブルームバーグ): 2008-09年の金融危機後の経済は「ニューノーマル」と呼ばれた。そして今われわれは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)収束後のニューノーマル2.0に備えるべきだろう。
  パンデミック後の米経済は、回復に手間取った先の危機後の情勢と類似しながらも、幾つかの点でもっと悪いものとなるだろう。
  成長のペースは当初の回復の後、がっかりするほど勢いを欠き、少なくともしばらくの間、前回の危機後に比べてインフレ率は危険なほどに低く、失業率は嘆かわしいほど高い水準となるだろう。政府債務と連邦準備制度のバランスシートははるかに大きくなり、金利は低いままとなる。
  ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏は「米経済は価値ある何かを失い、われわれは傷つき、回復は遅いだろう」と予想する。
  新バージョンのニューノーマルは、消費者や企業が恐る恐る危機を脱し、次なる危機への蓄えを用意することで、需要が減り生産性の低い「万が一に備えた」経済となりそうだ。
  健康や家計に不安を抱く世帯は貯蓄を増やして支出を減らすだろう。企業はコスト削減よりも回復力の向上を優先して供給網を再編したり生産を米国に戻したりし、効率性は低下してグローバル化は後退する。
  当局者が医療機器など必要不可欠と見なされる製品の国内生産を重視することで、経済への政府の関与の度合いは大きくなる。 
  ヤルデニ・リサーチの社長兼投資戦略責任者エド・ヤルデニ氏は「誰もが不安を強め、もっと慎重になるだろう」と話した。
  オリジナルのニューノーマルと同様、所得と富の格差は大きく広がりそうだ。連邦準備制度による多額の流動性供給のおかげで投資家が株価回復の恩恵を受ける一方、低賃金のサービス部門労働者が失業保険の給付を受けるのに苦戦する状況から、そうした格差は既に鮮明となっている。
  民主党のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員は7日、ナショナル・パブリック・ラジオとのインタビューで新型コロナ感染拡大について、「既にあった不公平の火に油を注ぐものだ」と指摘した。
  景気回復のペースが遅く時間がかかるほど、危険は増す。恒久的に規模を縮小したり廃業したりする企業が増え、労働市場から離脱する人も増えて経済の活力が奪われることになりかねない。
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原題:New Normal 2.0 for U.S. Economy Looks Awful, Long, Perilous (1)(抜粋)
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©2020 Bloomberg L.P.

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