強い思いは実現する

『強い思いは実現する』と言っても、強く念じれば思いは実現すると言う肯定的な意味ではありません。
「強い思い」とは「潜在意識」のことです。
つまり、「顕在意識」(表層意識)よりも「潜在意識」(深層意識)の方が「強い意識」という事です。と言っても何のことやら解らないですよね。『強い思いは実現する』と言う言葉は船井幸雄氏の著書に書かれていた言葉で、私なりの解釈でもう少し詳しく説明します。

よくオリンピックで、金メダルが取れると周りから期待されていた選手が、結局、銀メダルに終わってしまった場合に、「金メダルが取れなくて残念です。皆さんの期待に応えようと思っていたのですが、実現できなくて悔しいです」と言ったコメントをします。
このコメントを発した選手は本当に金メダルを取ろうとしていたのでしょうか?
「顕在意識」の中では「俺は必ず金メダルを取ってやる」と思っていたかもしれません。それは間違いないでしょう。
しかし、「潜在意識」では、「俺はあの選手には勝てない。せいぜい銀メダルだろう」と考えていたのが真実です。だから、その通りになってしまったのです。本人は絶対否定するでしょうが、過去にあの選手に負けたと言う記憶がトラウマになり、「潜在意識」の中に刷り込まれていたのです。
皆さんの中にも同じような経験が有ると思います。「成功して金持ちに成りたかったが、成れなかった」とか、「結婚して幸せな家族を作りたかったのに、出来なかった」とか、有りませんか?これは「潜在意識」の中に「俺には(私には)無理だろう。できないだろう」と言う否定的な思いが有ったからなのです。
つまり、普段、自分が意識しない「潜在意識」の方が「顕在意識」よりも強い影響をもたらすという事です。

『禁断の惑星』と言うSF映画を見たことが有るでしょうか?
1956年製作のアメリカ映画ですが、この映画の中に「イドの怪物」が出てきます。映画の内容を説明すると長くなるので、「イドの怪物」とは何かを説明します。
、「イドの怪物」とは「潜在意識」が作り出した怪物で、かつてこの惑星を支配し、高度な科学文明を築き上げながら、謎の滅亡をとげてしまった古代人であるクレール人(Krell)たちが、自らの心が想像するものは何でも具現化することができるという人間の心の力を無限に増幅することができる究極の装置を創り上げました。働かなくても欲しい物が何でも手に入るという便利な装置でした。ところが、自らの心の内に存在する「潜在意識」の暗黒面の力が増幅されることによって創り出された存在である「イドの怪物」によって、クレール人(Krell)たちは互いに殺し合い、滅亡してしまったのです。
映画に興味のある方はビデオでも見て鑑賞してください。科学文明の発達と人間の深層心理の問題を取り上げた面白い作品ですよ。
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怖い話をしましたが、良い話も有ります。
大リーガーのイチロー選手は何故あれだけの記録を残すことができたのでしょうか?
プロならば当然のことなのですが、何度も何度も繰り返し練習し、頭で考えるのではなく、体が勝手に反応できるまでひとつひとつのプレーを潜在意識の中まで刻み込み、常人のできない速さと確実性でプレーできるように鍛えぬいたからです。その中でもイチロー選手は他の選手の何倍も練習し努力してきたのでしょう。
通常の私たちでもモノを考えながら仕事をするよりも、「潜在意識」に任せて仕事をした方が早くできることを経験上知っています。

本題に戻します。
『強い思いは実現する』と言う言葉には、否定的な意味も含まれますが、「潜在意識」が「顕在意識」よりも強い影響力を持ち、人の行動を律するという事で、より強い思いとは「潜在意識」の事です。人の行動の大半は潜在意識に無意識のうちに支配されて行動しているのです。
否定的な意味を含むと言いましたが、悲観することは有りません。私たちは日々努力し、研鑽しています。人がこの世に生まれてきた目的は苦しい経験(四苦八苦)をし、魂の修行をするため(全ての人の人生には意味がある?を参照) です。
そして、毎日少しずつでも、繰り返し、無意識のうちに蓄積してきた努力(修行)は、潜在意識の中に刷り込まれ、いずれ大きな力を発揮してくれます。

※全ての人の人生には意味がある?https://73634142.at.webry.info/201711/article_1.html

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